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垂直統合型から水平分業型へ

開発から販売までのプロセスを一社で統合したビジネスモデルの垂直統合型。一方、核となるプロセス以外はアウトソーシングするビジネスモデルの水平分業型。強固な垂直統合の“帝国”を築く企業があれば、それを水平分業でバラバラにする企業が出てきてイノベーションを起こす。垂直統合型から水平分業型、そして水平分業型から垂直統合型へのパラダイムシフトはおおむね20年程度のサイクルだといわれています。

今、私たち消費者は自分でほしいものを考え、デザインし、つくるようにもなり、いわばプロシューマ―化の動きが広がってきました。また、所有することから利用することに価値を感じるようになり、お金の使い方も大きく変わりつつあります。企業はその変化に対応すべく、既存の枠組みから脱却し、ユーザーが何に感動するか、価値を感じるかを考え、UX(ユーザーエクスペリエンス)を基準にビジネスモデルを構築しなければならなくなりました。これは企業と消費者の関係が、企業主導から消費者主権へ変化したことを意味しています。垂直統合型よりも水平分業型の方が今の時代に適しているといわれる理由はそういった背景があるのかもしれません。

CFYも水平分業型を基軸とし、UXを基準にビジネスモデルやプラットフォームを構築します。また、先進的な企業や優秀なビジネスパートナーとは積極的に協業し価値あるソリューションの提供を図ろうと思います。HIRONORI KAJIKAWA