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クリエイティブ革命『生成AIの今と未来』

クリエイティブ革命


生成AIとは、機械学習によって画像、動画、音声、音楽、テキスト、プログラムコードなどの新しいデータを生成することができるAIであり、学習されたデータを集合知として新たなアウトプットを生み出す汎用人工知能となることが期待されています。生成AIが近年躍進した理由としては、不連続的に精度向上が起きる程の甚大なパラメータ数を持つAIに膨大なデータが投入され始めたこと、TransformerやDiffusion Modelなどのアルゴリズム開発および柔軟性の高いデータモデルの効用が始まったこと、AIを開発するためのコストが低価格化したことなど考えられ、今後も更なる拡張と発展を続けることが予想されています。これまでのAIは、データの集合から何らかの傾向を抽出し、特定のデータを抽出するという、いわば「特定」や「予測」といった領域がメインであり、Discriminative AI と呼ばれるものが多く開発されてきました。しかし、生成AIは、新たなデータを生成する特徴を持つため「創造」という新しい領域に拡がるものとなります。今まで人間が行っていた0→1を生み出す仕事をAIで代替することは、既存のビジネスにパラダイムシフトをもたらす可能性があり、クリエイティブの世界も一変させてしまう可能性があります。そういった意味でも、まさにこれから『クリエイティブ革命』が始まろうとしています。CFYでも徐々に生成AIを活用したクリエイティブ制作が始まっていますが、そのクオリティーが高いのなんの笑。その凄さを皆様にもお伝え出来ればと思いますので、CFYクリエイターが制作したクリエイティブご紹介させて頂きます。



<CFYクリエイターによる制作物>


まずは、クリエイティブを制作中のPC画面をご覧ください。細かい調整がいろいろ出来るみたいですね






そして、出来上がったクリエイティブがこちら。もはや写真と見分けがつきません笑






ポーズもある程度自由に設定出来ます。ポーズに合わせて自然な感じに髪も動かせます






さらにリアル感のあるクリエイティブがこちら。もちろん実在しない女性です






ファッションも自由に設定出来るのでモデルさんとしても活用出来ますね






今度は、アニメーションのクリエイティブを制作中の画面をご覧ください






そして、出来上がったクリエイティブがこちら。クオリティーが高い!






角度が変わると影も変わります。背景も変わってますね






ポーズが変わると雰囲気が全然違ってきますね






このように物を持たせることも可能です






服装をチェンジすることも簡単に出来ちゃいます






服装が変わるとイメージも全然違うもんなんですね






今度は、少しゲームキャラクターの要素を取り入れたクリエイティブ制作の様子をご覧ください






そして、出来上がったのがこちら






妖艶な雰囲気が出ていて美しいですね






こちらは服装とポーズが変わってキュートな雰囲気になっています






おっと、一気に落ち着いた感じになりましたね






お次は、ロボットの要素を取り入れたクリエイティブ制作の様子をご覧ください






いやーこれは凄い!今にも動き出しそうな感じがしますね




いかがでしょうか。操作に慣れる必要があるのと、入力が英語というハードルはありますが、これだけハイクオリティのクリエイティブが1つ数分で制作出来てしまうのが生成AIツールです。これでも今はまだ黎明期にある生成AIですが、これからどんどん発達していくことを考えると、少し鳥肌が立ってしまうほどの気持ちになります。まさにクリエイティブ革命の始まりですね。



生成AIの今と未来






(TIME 写真イラスト引用)



こちらはアメリカのニュース雑誌「TIME」の表紙デザインです。人物画像が表紙を飾ることで有名ですが、2023年2月に初めて人物以外の画像が表紙を飾りました。そう、ChatGPTです。「AI 軍拡競争がすべてを変える」というタイトルで、なんとChatGPTの画像が表紙になってしまったのです。それほどAIというのが人類に影響をを及ぼすと考えているのでしょう。雑誌の文章を読んでみると、「今のAIはほんの始まりに過ぎない。生成 AI は、私たちの働き方や世界とのかかわり方を方向転換し、創造性や科学的発見を解き放ち、人類がこれまで想像もできなかった偉業を達成できるようになる」と書かれています。そして「2030年までに世界経済を15兆ドル押し上げると予測している」とも書かれています。


これから機能的で操作も簡単な生成AIツールがどんどん登場してくるので、ほとんどの企業が生成AIを導入し、生成AIを使える人材育成が加速していくことが考えられます。もちろん個人での活用も加速度的に増えてくるでしょう。そういった意味でも、近い将来に「AIの民主化」という時代になるとも言われています。来る大AI時代に備えて、「知っている」や「理解している」から一歩先の「AIを使える」という人間になるためにも、まずは「使ってみる」というマインドを持つこと大切なのかもしれませんね。HIRONORO KAJIKAWA