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OpenAIのAIエージェント『Operator』は何ができる?

革新的なAI機能をリリースし続けているOpenAIが、またまた大型の新機能をリリースしました。リリースされたのは「OpenAI Operator」というChatGPTの新機能で、AIがブラウザを自動操作し、買い物や調べ物、そして予約までしてくれるという、すごい機能です。残念ながら、現時点(2025年2月7日)では日本版のリリースがないため、日本では使用できません。しかし「VPN」を使用すればOperatorを操作することが可能です。そこで、OperaというVPNを使って実際にOperatorを使用してみました。


OperaでVPNの設定が完了したら、Operaブラウザ上でChatGPTにログインして使います(VPNの設定方法は割愛します)。ログインすると、プロンプトを入力する欄が表示されるので、依頼したい作業や条件などを入力するだけです。すると、AIがブラウザを操作し始め、さまざまな情報を調べてくれます。そして、しばらく待っていると「操作が完了しました」というメッセージとともに回答が表示されます。


試しに、私もOperaに「調べ物して予約する」という依頼をしてみました。家族でいちご狩りに行った際、予約までに1時間かかった経験があるので、その作業をOperaに任せてみることにしました。入力したプロンプトは次のとおりです。


いちご狩りの場所探しを手伝ってください。 日時は、2月9日12:00頃。人数は、大人2人と子供4人の合計6人。 条件は、Googleの口コミで4.0以上。いちごの品種「とちあいか」の取り扱いがある。 料金は1人2500円以内。アクセスは東京から車で2時間以内で行ける場所。 日本語で検索してください。




Operaでの操作は、プロンプトを考える時間と入力の時間を合わせても約5分ほど。あとは待つだけで、的確な回答が出てきました。いやー、すごいです!


Operaは自動的に複数のブラウザタブを開いて調べたり、いくつかの候補を比較したり、予約サイトに情報を入力したりして、最終的な回答を出していました。その様子をぜひ動画でご覧ください。





Operaが提供してくれた回答までのプロセス動画





実際の操作中の様子はこちら(スクリーンショット)





今年に入ってからAIエージェントについての話題が盛り上がっていますが、AIエージェントは本当にビジネスの構造を変えてしまうのではないかと思うほど革命的な技術だと思います。おそらく、AIエージェントによって自動化されることも、これからたくさん出てくるでしょう。AIは使うこと自体が目的ではなく、何かを成し遂げることが目的だということを忘れてはいけません。とはいえ、まずは試してみることが大切だと思いますので、ぜひAIエージェントで遊んでみてはいかがでしょうか。

HIRONORI KAJIKAWA