『AIエバンジェリスト』村上駿太
2023-10-20
「ゲームチェンジ」と「民主化」
ChatGPTの登場により、AIの革新的な可能性を世界が認知したことでこれまであまり見られなかった「創造性のゲームチェンジ」が生じています。また、様々な分野でのAI活用が進んでいく中で「AIの民主化」という概念が広まっています。
クリエイティブやテキストなど、これまで人間しかできないとされていたものを創造できるようになったということから、生成AIによって「創造性のゲームチェンジ」が起こっていると言われています。また、これまでAIというのは専門的な知識を持つ人だけが使いこなせるものでしたが、ChatGPTを主とするジェネレーティブAIは、データやルールの学習が不要になり、誰でも使いこなせるようになったことから「AIの民主化」という概念が生まれました。
ジェネレーティブAIの登場は「鉄砲伝来」と全く一緒である。1~2年でパラダイムシフトが訪れるため、AIを戦(ビジネス)にどう活かすのかを真剣に考えなければその先の経営に少なからず影響が生じると、あるAIの専門家は言っています。今までビジネスの世界では「数の優位性」がありました。ビジネスにおいては従業員数や設備規模の大きい方が優位とされていましたが、AIはそれを壊す力を持っています。従業員数が数万人規模の会社にでも中小企業が勝てる可能性がある。AIが普及していくと労働力やスケールメリットに優位性がなくなるかもしれない。あるAI専門家が「鉄砲伝来」と比喩するのはこれが理由です。
AIドリブン経営
AIを経営にどう活かしていくか?ということをこれから真剣に考える必要がありますが、ポイントとしては「大きく人手を取られていることで、AIが対応可能なこと」にAIを活用することが望ましいです。私たちの仕事の多くはオペレーティブ業務が占めています。場合によっては90%がオペレーティブ業務というケースもあるかもしれません。例えば、データ検索、入力業務、議事録作成など。AIは、最もインパクトのあるポイントに活用することで、経営課題の解決や事業成長に繋がっていきます。
AIドリブンの企業へと変わっていくためには、まず、AIリテラシーの向上から取組むことになりますが、どの階級の人材育成が優先なのか?それはマネージャー層です。個々のAIリテラシーを上げることに取り組むことはもちろん重要ですが、それはマネージャーがいて実現できること。永続的にAIドリブン経営を行っていく上では仕組みが作れて、人を評価ができるマネージャー層の存在が不可欠となります。まずはマネージャーの育成をお勧めします。
CFYのAIエバンジェリスト村上駿太は、企業のAIドリブン経営の仕組み作り、人材育成をお手伝いさせて頂いていますが、ここ最近はいろいろな企業からお声を掛けて頂いております。企業が抱える経営課題を発見し、AIによって最適なソリューションを構築。そしてそれを継続するための人材育成。各社、AIへの適応が始まっているのが感じ取れます。
AI適応に対しての認識として怖いところは、自分たちはやらなくても他社はやる、というところです。大きく人手を取られるオペレーティブ業務をAI化し、クリエイティビティの分野へ投資していく。人材育成や評価制度も整えてくる。AIによってクリエイティビティや労働の価値が変わると早くに気付いた企業は、既にAIドリブン経営を取組み始めています。実際にCFYもAIエバンジェリスト村上駿太の手でAIによるDXが加速しました。その効果は非常に高いと感じています。AIの可能性を最大限引き出し、ビジネスや組織経営に活かしていく新時代の経営戦略、AIドリブン経営。AIエバンジェリスト村上駿太の力をお貸ししますので、経営者や経営幹部の方はAIドリブン経営について検討してみては如何でしょうか。HIRONORI KAJIKAWA