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『きものではたらく社長』その理由とは?

2022-11-04
『きものではたらく社長のBlog』を読んでくださいまして誠にありがとうございます。このブログは2019年11月から始めたので、今月でちょうど3年が経ちました。





<きものではたらく社長のBlog>


『きものではたらく社長のBlog』は “経営者として、マーケターとして、アイアンマンを目指す者として” という目線で私なりの考察を書かせて頂いておりますが、振り返ると最近は “経営者として” の内容が多くなっておりました。コロナ禍を経験して経営の難しさを実感しながらも、その一方で仲間と共に会社を創る楽しさを改めて感じていることから自然とそうなっていたのかもしれません。私がこのブログを書くにあたっては "リアリティー" を大切にしています。経営者として、マーケターとして、アイアンマンを目指す者としてという目線で、それぞれ私なりの "リアリティー" をお伝えできるように、なるべく自身が経験したことや人から感銘を受けたこと、あるいはコンテンツから学んだことを自分なりに考察してブログにするように心がけております。

※アイアンマンネタがほとんどありませんがInstagramの方にアップしております汗➡ https://www.instagram.com/hironori_kajikawa/?hl=ja










<きものではたらく社長の日常>


私が『きものではたらく社長』として活動するようになってから4年ほど経ちますが、当初はきものを着るのが恥ずかしくて周りの目線ばかり気にしていました。初めてきものを着て会社に行った時は、入口で気合を入れていたのを覚えています笑。しかし、今では日常的にきものではたらくようになりました。全く恥ずかしい気持ちなどありませんし、むしろ楽しんでおります。会社への出勤、お客様との打合せ、飛行機での出張など、出来る限りきものではたらくようにしています。





(きものではたらく社長の日常)










(部長と一緒にセブンイレブンに入っていきます)










<きものではたらく社長、その理由とは?>


『ところでなぜ、きものはたらくのか?』

最近、ある経営者の方からちゃんと説明しておいた方が良いんじゃない?と言われました。確かにちゃんと説明したことがなかったので、今回ちゃんと説明しておきたいと思います。骨董品好きの父の影響を受けて、いつの間にか私も日本文化や日本アートが好きな人格になっていました。ここにあまり理屈はなく、単純に父の影響が大きいのだと思います。大人になってからは歌舞伎が好きで見に行ったり、浮世絵を購入してみたり、自分のお金を使って、より日本文化へ接する時間を持つようになりました。そのおかげで、日本文化の世界での人脈も自然と増えていきました。そして、ある時、きものコレクターの方から『銘仙』というきものを譲り受けることになりました。『銘仙』というのは、大正時代から昭和初期にかけて流行した派手な柄が特徴のきものです。





(銘仙とはこのようなもの)










(尾長鶏の柄の銘仙)











(こちらは富士山の柄の銘仙)











(銀座シックスで開催した展示会の様子。一度だけ銘仙の展示会をやってみました)











<ギネス世界記録>


きものコレクターの方から譲り受けた銘仙は4147枚でした。たまたま、ギネスワールドレコーズジャパンで働く友人がいて、銘仙の話すをすると、コレクター部門からギネス申請してみてはどうか?と提案を受けたことがきっかけで、ギネス世界記録にチャレンジしてみることにしました。ギネス世界記録のコレクター部門は証拠が命の称号のため、証拠の準備にかなりの時間を要しましたが、2018年2月にGUINNESS WORLD RECORDS『The largest collection of kimono』に認定されました。





(ギネス世界記録2019に掲載されています)










(右のページの左上に掲載して頂きました)










(こちらはギネス世界記録の公式認定証)





私が、『きものではたらく社長』として活動すようになった決定的な理由は、きものに関するギネス世界記録を取得したことです。特にこれといって特徴がない私は、当時、経営者として顔を覚えてもらうために何かないかと悩んでいたので、この『きものではたらく』というのが私にはぴったりのコンセプトでもありました。そして、きものではたらくと決めたのであれば、いろいろな場面で着てみようということで、なるべくきものではたらくように心がけるようになりました。私が『きものではたらく社長』として活動するのは、こういった理由からとなります。










<銀座もとじ>


私がいつもきものを購入するお店がこちら。『銀座もとじ』さんになります。銀座もとじさんは、銀座で1979年に創業。東京銀座・三原通り沿いの四丁目に女性のきもの専門店、三丁目に男のきもの専門店を構える呉服店です。きものを購入したい時は是非こちらにご相談ください。

公式Webサイト
https://www.motoji.co.jp/pages/mens

公式Instagram
https://www.instagram.com/ginza_motoji/





銀座もとじさんは2代目泉二啓太様へと社長が継承されました。先日、帝国ホテルで社長就任式と社長就任記念展『希‐のぞみ』が開催されました。人間国宝 森口邦彦氏をはじめとした、日本全国の作家・産地の方々と共にプラチナボーイや銀座の柳を素材とした、総数140点以上の渾身の作品が展示されました。










泉二啓太様、新社長就任おめでとうございます。『今まで通りを9割、新しいことを1割、この割合できもの文化を広めていきたい』と語られていたのが印象的でした。現在、いろいろなコミュニティー創りに挑戦されているので、私も何かしらの形でご協力していきたいと思います。










初めてきものを着た時は恥ずかしくて周りの目線ばかり気にしていました。これは恐らく、自分の周りにきものを着ている人がいなかったから恥ずかしい気持ちになっていたんだろうと思います。もしもその時に、きもの着る人が身近にいればもっと気楽にきものを着ることが出来たのだろうとも思います。泉二啓太社長に『きものを着る人が増えるにはどうしたら良いですか?』と質問した時『きものを着る人を増やすことです』と返答されていましたが、とても納得しました。先日、遂に弊社で私以外のきもの人が現れましたが、彼は何の躊躇もなくきものを着ていました。まさにこれが泉二啓太社長が創ろうとしているコミュニティーの力なんだろうと思います。私がきものを着て活動するようになってまだ4年程しか経っていませんが、たくさんの良いことがありました。そして何より楽しい。なので、私の周りできものを着る人が増えて、その周りでまた増える。きものコミュニティー創りへ少しでも力になれれば良いと思っています。そのためにもまずは、自分がきものを楽しみながら、これからも出来る限り『きものではたらく社長』として活動していきたいと思います。HIRONORI KAJIKAWA