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渋沢栄一とCSV(共通価値の創造)

2022-06-17

CSV(共通価値の創造)の成立ち


CSVという概念は、ハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授が2011年に発表した論文「Creating Shared Value(共通価値の創造)」で広く知られるようになりました。この中でポーター教授は、CSVを「社会のニーズや問題に取り組むことで社会的価値を創造し、同時に、経済的価値が創造されるというアプローチである」と定義しています。企業が事業を通じて社会的な課題を解決することで創出される「社会価値(環境、社会へのポジティブな影響)」と「経済価値(事業利益、成長)」を両立させる経営戦略のフレームワークとして世界中のビジネスシーンに広がりました。この概念を提唱したマイケル・E・ポーター教授は、『渋沢栄一』の思想を参考にCSV(共通価値の創造)を定義したと言っています。明治維新という大転換期において「合本主義」「論語と算盤」「道徳経済合一説」などで公益と利益を両立した渋沢栄一の思想は『共創共生』が軸になっていると言われています。この『共創共生』を軸に形成されたCSV(共通価値の創造)という概念は、今こそ大切な考え方ではないかと感じています。

『事業において最も重要なのは「継続」である。その「継続」を成し得るためには利益が入用であるが、それは社会的価値を創造することで自らの経済的価値が創造できる』



これは、大河ドラマ「青天を衝け」の中で渋沢栄一が口にしていたフレーズです。コロナ禍によって大転換期を迎えた現代日本ですが、価値観も大きく変容することになり、個人や企業の利益を追求するだけではなく、社会的価値を創造することの重要性が問われてきています。社会が抱える課題や問題を解決し、世の中のためになる価値こそがソーシャルインパクトになる時代になりました。CSV(共通価値の創造)と類似する概念として有名なCSR(企業の社会的責任)がありますが、社会貢献の意味合いが強く、事業活動とは無関係の奉仕活動なども含まれるCSRよりも、企業が経済条件、社会状況や課題を改善することにより企業自体の生産性を高めるCSVこそが今、現代日本の大転換期を乗り越えるために大切な考え方かもしれない、これは「青天を衝け」を視聴して感じたことであります。





『青天を衝け』のお得な視聴方法


私は大河ドラマを視聴する場合、「イッキ見」をしたいこともあり、動画配信サービスを利用することが少なくありません(1週間ずつ待つことができないだけですが)。ちなみに私、大河ドラマを全シリーズ見ている、自称大河ドラマオタクでございます笑。そんな大河ドラマオタクの私から、「青天を衝け」のお得な視聴方法についてご紹介させて頂きます。

「青天を衝け」は2021年放送のため、民放やTVerでの放送は終了しています。もしもこれから「青天を衝け」を視聴される場合、NHKオンデマンドを利用する必要がありますが、U-NEXTを契約していれば追加オプションでNHKオンデマンドを契約することができます。そしてなんと、U-NEXT契約時に付与される1000ポイントと、毎月付与される1200ポイント(1P=1円)を、追加オプション料金990円に充てることができるので実質無料となり大変お得です。是非お試しください。

今回は「青天を衝け」についてのお話しをさせて頂きましたが、その他の歴代の大河ドラマは、どの動画配信サービスで視聴できるのか?簡単にまとめましたのでアップロードさせて頂きます。皆様の何かの参考になれば幸いです。そして、私の大好きな『龍馬伝』については、いつかまた別の機会にてお話しさせて頂きたいと思います。HIRONORI KAJIKAWA