AIエージェントで、
ブログの新しい入口をつくってみた
既存のブログをそのまま活かしながら、個別記事を入口にした専用LPをAIエージェントで制作。新しい読者との接点をつくり、過去の記事へも自然に回遊できる仕組みをつくってみました。
この記事でわかること
- 既存ブログを活かしながら、個別記事を「新しい入口」に変える考え方
- ChatGPT Workに既存ブログを見てもらい、専用LPを設計・実装する流れ
- 関連記事・アーカイブ・検索・AI要約・解説動画まで、認知拡大につなげる方法
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既存ブログを活かしながら、新しい読者との接点をつくる
今回は、ブログ本体を作り替えるのではなく、「きものではたらく社長のBlog」の認知拡大を目的に、個別記事を入口にした専用LPをAIエージェントで制作してみました。
これまでブログは、記事を書き続けることで少しずつコンテンツを蓄積してきました。ただ、記事が増えてくるほど感じるのが、せっかく過去に書いた記事があっても、新しく訪れた読者にそこまでたどり着いてもらうのは簡単ではないということです。
そこで今回は、新しい記事を増やすだけではなく、すでにあるコンテンツをどう見せ直し、新しい読者との接点をつくるかという視点から、個別記事専用のLPをつくることにしました。
使ったのは、AIエージェント機能を備えたChatGPT Workです。まず現在のブログを見てもらい、既存のデザインや記事構成を確認したうえで、専用LPの設計、アーカイブ、関連記事、検索、回遊導線まで一連の流れとして考えてもらいました。
STEP1 まず既存ブログを見てもらう
最初にWorkへお願いしたのは、細かなデザイン指定ではなく、「まず現在のブログを見てほしい」ということでした。
私のブログには、経営、組織、マーケティング、AI・テクノロジー、海外視察など、これまで書いてきたさまざまな記事が蓄積されています。
今回の目的は、ブログ本体を大きくリニューアルすることではありません。既存ブログはそのまま活かしながら、一つの記事をきっかけに新しい読者がブログ全体を知ってくれる入口をつくることです。
そのためには、単に新しいLPをつくるのではなく、既存ブログがどのような雰囲気で、どのような記事があり、どのような導線になっているのかをAIに理解してもらう必要があります。
人に仕事をお願いするときも、最初から作業だけを細かく指定するより、まず目的と現状を共有したほうが良いものができます。AIエージェントに仕事を任せる場合も、同じ考え方が重要なのだと感じます。
STEP2 個別記事を「新しい入口」にするLPをつくる
次にお願いしたのが、個別記事専用のLPです。
通常のブログ記事ページは、既存のブログ構造の中で読むことを前提につくられています。一方で、SNSや検索、外部から初めて訪れる人にとっては、その記事自体がブログとの最初の接点になることもあります。
そこで今回は、一つの記事をより魅力的に見せながら、その先にブログ全体へ興味を広げてもらえるようなページを設計しました。
本文を主役にしながら、左側にはプロフィールや過去記事、中央には記事本文、右側にはブランドを感じさせる縦の要素を配置し、少し雑誌のようなレイアウトにしています。背景は黒に近いダークトーン、文字は白からグレー、アクセントにはゴールドを使い、「きものではたらく社長」というブランドの世界観も少し強く出しました。
ここで面白かったのは、AIに「HTMLを書いて」とお願いするだけではなく、「このページをブログの新しい入口にしたい」と目的を伝えることで、レイアウトだけではなく、その先の導線まで含めて一緒に考えられたことです。
STEP3 読んだ後に、過去記事へ自然に回遊できるようにする
個別LPをつくってみると、次に重要になるのが、その記事を読んだ後の導線です。
今回の目的は、一つの記事を読んでもらって終わることではありません。その記事をきっかけに、過去の記事や別のテーマにも興味を持ってもらうことです。
そこで専用LPには、関連記事の自動レコメンド、テーマ別アーカイブ、人気記事ランキング、全文検索、シリーズ表示などを追加しました。さらに記事の冒頭には「この記事でわかること」を表示し、「3行で要約」「経営者向け要点」といったAI要約の機能も加えています。
つまり、今回つくったのは単なる記事ページではなく、「記事を知る → 読む → 関連する記事を探す → ブログ全体を回遊する」という流れを意識した入口です。
記事が増えてくるほど、重要になるのは「どれだけ書いたか」だけではなく、「過去の記事にどう出会ってもらうか」なのだと思います。
アーカイブも「保管」ではなく「発見」のために使う
今回、特に意識したのがアーカイブのあり方です。
これまでは月別の一覧が中心でしたが、新しくブログを訪れた人にとっては、「いつ書かれたか」よりも、「何について書かれたか」のほうが重要です。
そこで、「経営」「組織」「マーケティング」「AI・テクノロジー」「海外視察」といったテーマ別のアーカイブを設け、さらにシリーズ単位でも記事を追えるようにしました。
たとえば、「失敗の共有」「組織論」「テック・フォワード」「海外視察」といった形で記事をまとめておけば、一つの記事をきっかけに同じテーマを続けて読んでもらうことができます。
また、記事下には「次に読むなら」として関連記事を3件表示し、「このテーマの記事をもっと見る」「前の記事」「次の記事」といった導線も設けました。アーカイブは、過去記事を保存する場所ではなく、読者が次の記事を発見するための場所に変えていく必要があるのだと思います。
STEP4 完成したLPの解説動画までAIに任せる
今回は、LPをつくったところで終わりにはしませんでした。
完成したページそのものを、さらに多くの人に知ってもらうために、解説動画の制作までAIに任せてみました。
ChatGPTからHeyGenにつなぎ、完成したLPを実際に操作しながら、追加した機能やページの特徴をアバターが解説する動画を制作しています。画面をスクロールしながら、アーカイブ、関連記事、検索、AI要約などを見せていくことで、サイトを見ただけでは伝わりにくいポイントも、動画なら短時間で理解してもらえます。
これまでであれば、サイトを完成させたあとに、紹介用の構成を考え、ナレーション原稿をつくり、画面を収録し、編集するという別の工程が必要でした。
今回は、既存ブログを理解するところから、個別LPを設計し、機能を実装し、最後はその成果物を紹介する動画まで、一連の流れとしてAIに任せています。
ここまでやってみると、AIは単にコンテンツをつくる道具ではなく、既存メディアを理解し、新しい入口を設計し、その価値を発信するところまで担う存在になり始めていると感じます。
認知拡大は、新しいコンテンツを増やすことだけではない
ブログの認知を広げようと考えたとき、どうしても「もっと記事を書く」「SNSで投稿する」といった新しいコンテンツを増やす発想になりがちです。
もちろん、それも大切です。ただ、すでに蓄積されている記事を見直し、見せ方や導線を変えるだけでも、新しい読者との接点はつくれます。
今回の個別LPは、そのための一つの実験です。過去の記事を活かしながら、新しい入口をつくり、そこからブログ全体へ回遊してもらう。その設計をAIエージェントと一緒につくることで、これまでとは違うメディア運営の可能性が見えてきました。
AIエージェントを理解するなら、自分の仕事を一つ任せてみる
AIエージェントという言葉を聞く機会は増えましたが、説明を読むだけでは、従来のChatGPTとの違いはなかなか実感しにくいものです。私自身、新しいテクノロジーについては、説明を読むよりも実際に自分の生活や仕事に入れてみることを大切にしています。
今回も、既存ブログを見てもらうところから始まり、個別LPを制作し、アーカイブや関連記事、検索機能、回遊導線を加え、最後はHeyGenと連携して完成したサイトの解説動画まで制作しました。
ここまでやってみると、「AIに仕事を任せる」という意味がかなり変わって見えてきます。一つの作業をAIに手伝ってもらうのではなく、現状を理解する、設計する、実装する、改善する、そして発信するという複数の工程を、一連の仕事としてAIに任せていくということです。
大きな仕事から始める必要はありません。普段行っている仕事の中から、「これはAIに最後まで任せられないだろうか」と一つ選び、実際に試してみる。その積み重ねが、AI時代の仕事のつくり方を考える一番早い方法なのだと思います。
AIを使う時代から、仕事を任せる時代へ。今回の個別LP制作は、既存のブログを活かしながら、新しい読者との入口をつくり、その認知拡大までAIと一緒に設計できることを、自分の仕事で確かめる実験になりました。
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