ホールディングスの経営ビジョンを整頓しておく
2026-04-03
私たちCrazy For You ホールディングスのパーパスは「日本文化を、未来につなぐ」です。すべての事業は、このパーパスにつながっています。一見すると異なる領域に見える事業も、すべてはこの一点に収束しています。そして、その前提にあるのが「日本文化を未来につなぐためには、文化だけを見ていてはいけない」という考え方です。一見すると矛盾しているようですが、これは私自身が事業を通じて確信していることです。文化は尊い。守るべきものです。しかし、文化は「単体」では持続しません。なぜなら、文化はそれ単体で存在しているのではなく、必ず「支える土台」の上に成り立っているからです。
私たちは、日本文化を未来につなぐために、文化・人材・健康・食糧・財務という5つの領域を一体として捉えています。これらは独立した要素ではなく、相互に影響し合う構造です。文化を担うのは人材であり、その人材は健康でなければ力を発揮できない。継続的な活動には財務の安定が不可欠であり、その根底には生きるための食糧があります。どれか一つが欠けても文化は持続しません。文化を守ろうとするならば、文化の外側にあるこれらの要素まで視野に入れる必要があります。
これまでの文化保存の取り組みは、どうしても「点」になりがちでした。伝統工芸を守る、後継者を育てる、イベントを開催する。どれも重要ですが、それ単体では長期的な持続には限界があります。環境が変われば、その点は簡単に崩れてしまうからです。だからこそ必要なのは、「面」ではなく生態系として設計する視点です。文化が自然と循環し、次の世代へと受け渡されていく状態。誰かの努力や根性に依存するのではなく、構造として回り続ける状態。そこまで設計して初めて、「未来につながる」と言えます。
私たちCrazy For You ホールディングスは、この生態系を思想ではなく事業として創っています。文化だけではなく、人材、健康、食糧、財務といった複数の領域にまたがって事業を展開しているのは、そのためです。生態系は意志だけでは回りません。経済で回る仕組みである必要があります。理念や想いだけでは続かない。しかし、事業として成立すれば持続性が生まれる。利益は目的ではなく、持続のための手段です。その結果として文化が残り続ける。この順序こそが重要だと考えています。日本文化を未来につなぐとは、単に守ることではありません。文化が自然と生まれ、育ち、受け継がれていく環境をつくること、つまり生態系そのものをデザインすることです。そしてその生態系は、文化の内側だけを見ていては決してつくれない。文化、人材、健康、食糧、財務。これらを横断し、統合し、循環させていく。私たちCrazy For You ホールディングスは、これらすべての領域にまたがる事業を通じて、日本文化を未来につなぐ生態系そのものを創り続けます。HIRONORI KAJIKAWA




