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企業のSDGsは『経営基盤の強化』が目的

2022-08-05
近年、環境問題や人権問題など、地球規模の社会的問題が顕在化するなかで、政府がESG投資(環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行なう投資)を推進していることもあり、企業はESGに対する関心が高まってきています。一方で、投資家の目線においては、長期的成長を目指す上でESGへの観点から配慮が出来ていない企業は『企業価値を損なうリスクを抱えている』とみなされるようにもなってきています。同様にSDGsも、持続可能な開発目標を見据え、地球規模の社会的問題やジェンダー平等、労働環境の見直しなどに関心を示さない企業は、投資の観点から敬遠される動きが出てきています。



そういった背景を理由に企業は、投資家の目線を意識し、長期的な成長を支える経営基盤の強化を図ることを目的としてSDGsに取り組むようになってきています。このように『地球規模の社会的問題』と『経済的リターン』の両方に配慮してSDGsに取り組むのが、企業の取り組み方の構図となっています。しかしこの構図は、企業目標の『長期的成長』と国際目標の『2030アジェンダの実現』が相互一致しているため、非常に合理的な構図であるといえます。そのため、企業としては『経営的な負荷が掛からず、経済的リターンを目的に、地球規模の社会的問題へ取り組む』という戦略的アプローチでSDGsに取り組むのが良いのではないかと思います。



先日、SDGsの普及活動をされている『SDGs&Career赤羽代表』と対談をさせて頂き、SDGs導入の意義やメリットを分かりやすく教えて頂きました。対談を通じて、SDGsは決して難しいものではない。むしろ、身近で簡単なことから始められる。お金もかからず、想いさえあれば始めるための敷居が低いのも利点である。ということを感じました。『最近よく聞くSDGs、実は簡単だったSDGs』まずは、どんなものなのかを知ってみることが大切かもしれませんね。HIRONORI KAJIKAWA

対談記事のWebサイトはこちら▼
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