梶川弘徳

CFYの社長です。マーケターとして、経営者として、IRONMANを目指す者として活動記録を書こうと思います。ちなみに私、きものにまつわるギネス記録を保有しており「ギネス世界記録2019」に載ってます(笑)。なのでたまに、きものではたらく社長の姿もアップします。宜しくお願いします。

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ワークライフインテグレーション

梶川弘徳
2020-04-17

「ワークライフインテグレーション」とは


「ワークライフインテグレーション」とは、個人の人生観を軸にワーク(仕事)とライフ(生活)を統合し、双方を充実させることで生産性や生活の質の向上を目指す働き方を言います。ワーク(仕事)とライフ(生活)を別のものと分けて考えるのではなく、人生の構成要素としてあえて境界線を設けず柔軟、かつ統合的に捉えることで双方の充実を追求します。





「ワークライフバランス」との違い


ワークライフインテグレーションと似た考え方に「ワークライフバランス」がありますが、「仕事とプライベートの捉え方」に大きな違いがあります。今までの働き方は、仕事を重視するとどうしてもプライベートを後回しにしてしまったり、逆にプライベートを優先すると仕事のキャリアアップを断念せざるを得ないような風潮があったりしました。

そのため、双方のバランスを取ることを目指したのがワークライフバランスという考え方です。仕事とプライベートを切り分けて考え、労働時間の短縮など双方のバランスを調整することで「両立」を図ります。一方、「ワークライフインテグレーション」は、仕事とプライベートの境界線をなくし「統合」させて捉えます。一見、仕事がプライベートに侵食してくるようにも感じますが、敢えて双方の線引きをなくすことでもっと俯瞰的な視点から「生き方」として設計します。





ワークライフバランスは非常に難しい?


根本の「人生を豊かにする」という目的はどちらも同じなのですが、ワークライフバランスはいずれかの比重が大きくなると、もう片方に負荷が掛かりストレスが発生するとういう弱点があります。そうならないためには「両立」するようにバランスを取り続けなければならないという難しさがあります。

その「両立」を「統合」という考えた方に転換すると片方を制限する必要がなくなり仕事と生活がリンクします。それにより、双方で同時に充実感を得ることも可能となります。こういったように、片方の充実感しか期待していなかったワークライフバランスに比べてワークライフインテグレーションでは双方同時に充実感が期待できることが分かります。





キーワードは「自主性」と「プロダクティビティ」


では、ワークライフインテグレーションを実現するにはどのような仕組みと考え方が必要なのでしょうか?まずはテクノロジーですが、スマホやオンラインシステムの発達で仕事とプライベートを連動させることがすでに可能になっています。そして考え方の面ですが、従業員に自主性を与え細かくマネジメントしすぎないことが重要だと言われています。重視するのは成果であり、ワークスタイルや勤務時間などにフォーカスしすぎると無駄なストレスと時間が生まれてしまいます。

そして、最も重要なのが「プロダクティビティ」です。これはクリエイティブな発想や物事を効率的に進めるプロセスから生まれる「生産性」を言います。どのように働くかよりも、どんなアウトプットを出せるかに比重がおかれます。例えば、「長い時間働いて質の低い結果を出すよりも、短時間でも凄いモノを作り出した方が良い。そのためには、仕事中に遊びを加えたり、プライベートな活動をすることでプロダクティビティ (生産性) がアップすることもあるだろう」と言う考え方です。
ワークライフインテグレーションは海外の企業に定着しつつあるようですが、新しいアプローチが求められる今の時代に合っているのかもしれないですね。





働き方は「生き方」へ


ワークライフインテグレーションを導入する場合、企業がしっかりとした制度設計をすることが重要なのは大前提として、従業員一人ひとりと目的をしっかり共有することがとても重要となるでしょう。仕事とプライベートの両方を充実させるために、自分だけで仕事を抱え込まずに他の人と共有・連携して仕事をする方法など、皆で一丸となって考えることがワークライフインテグレーションの第一歩だと思います。ワークライフインテグレーションが真の意味で達成された時、働き方は「生き方」になっていくのかもしれません。HIRONORI KAJIKAWA